勘定科目:未収金とは?

未収金とは、本業ではない取引で発生した代金の未回収ぶんを指しています。

例えば、本業がパン屋さんであるのならばパンの販売に対して回収できていない資金は売掛金ということになります。

しかしパン屋の建物自体を売った後に、その代金を回収できていないと言った場合は、本業によって得られたお金ではないですのでこのぶんを未収金として計上するということなのです。

ちなみに普通に未収金と書かれていた場合は、決算日から一年以内に回収の見込みのあるお金ということになります。

それ以上の期間で返還される場合、長期未収金となります。

どんなものが未収金の適用になるか

  • 土地売却代金の未収
  • 備品売却代金の未収
  • 設備品売却代金の未収
  • 機会売却代金の未収
  • 固定資産売却代金の未収
  • 自動車売却代金の未収

etc…

未収金のエトセトラ

未収金と売掛金の違いは?

未収金は、本業以外の取引で発生した1年以内に回収される代金のことを指しています。

売掛金は、本業で発生した一年以内に回収される代金のことを指しています。

 

それが本業であるかどうかというのが未収金と売掛金の差ということです。

未収金の時効について

商取引においては、債権の消滅時効期間は5年と定められています。

したがって、 未収金が発生した際は5年以内に回収しないといけないということになります。

未収金の仕分け例

100万円を取引先に短期かつ現金で貸し付けた

借方 貸方
短期貸付金 1000000 現金 1000000

 

100万円分の商品を取引先から納入する事で、未収金を返済した

借方 貸方
仕入 1000000 短期貸付金 1000000

 

貸借対照表/損益計算書での表記

この勘定科目は「貸借対照表」の「資産」に属します。