勘定科目:貸倒引当て金とは?
貸し倒れ引当金とは、売掛金や手形が回収不能になってしまった場合に備えて、事前に準備しておくお金の事を指しています。
売掛金や手形といったものは、相手が確実にお金を振り込んでくれると言うわけではないですから、多くの取引先や個人から売掛金や手形を持っている場合一部は債務不履行となってしまうのです。
そういう事故が起こることに対して、事前にお金を準備しておこうというのが貸し倒れ引当金です。
どんなものが貸倒引当て金の適用になるか
- 貸倒金
- 貸倒損失
- 貸倒引当金繰入
- 債権回収不能
- 取り立て不能見込み額
etc…
貸倒引当て金のエトセトラ
貸倒引当金の対象になる債権
お金を相手に貸している状態、例えば売掛金や前払金や未収金など、回収にリスクがありそうな勘定科目が色々と存在していますよね。
そのうち、貸し倒れ引当金の対象になる債権は、以下の通りです。
貸倒引当金の対象
- 売掛金
- 貸付金
- 未収金
- 受取手形
貸倒引当金の対象
- 預け金
- 差入保険料
- 敷金
- 手付金
- 前払金
- 仮払金
貸倒引当て金の仕分け例
100万円分、貸し倒れ引当金に繰り入れた
借方 | 貸方 | ||
貸倒引当金繰入額 | 1000000 | 貸倒引当金 | 1000000 |
30万円分の貸倒れが発生した
借方 | 貸方 | ||
貸倒引当金 | 300000 | 売掛金 | 300000 |
貸借対照表/損益計算書での表記
この勘定科目は「貸借対照表」の「資産」に属します。