勘定科目:製品とは?
製品とは自社で製造された商品のことを指しています。
完成された商品を販売目的で購入してくるのは、商品という別の勘定科目になります。
通常、製品となると完全に完成した商品のことを指していますが、中途半端な状態でも販売可能な商品がある場合はそれを半製品として計上することになっています。
どんなものが製品の適用になるか
- 製品
- 完成した製品
- 完成した部品
- 販売可能な副産物
- 作業くず
etc…
製品のエトセトラ
作業くずも製品となってしまうことがある
木材や金属の加工をしているような会社では、しばしば製品の製造過程において作業屑が発生することでしょう。
木材の破片や金属の破片といったものはどうしてもそれらの作業の中で出てくるものです。
しかしこれらは集めて別所で販売、または利用することも可能なはずです。
木材であればチップ状に加工して合板の材料にすることができますし、金属であれば再び溶かすことによってもう一度別の鉄製品に転用することが可能ですからね。
こういった価値のある作業くずも製品として計上します。
製品の仕分け例
100万円分の仕掛品が、製品となった
借方 | 貸方 | ||
製品 | 1000000 | 仕掛品 | 1000000 |
10万円分の製品を、見本品として利用した
借方 | 貸方 | ||
見本品費 | 1000000 | 製品 | 1000000 |
貸借対照表/損益計算書での表記
この勘定科目は「貸借対照表」の「資産」に属します。