勘定科目:短期貸付金とは?

短期貸付金とは、仕入先や得意先や関連会社や従業員や役員などに対する貸付金のうち、1年以内に返還される予定のあるお金をさしています。

子会社に対して運転資金を融通したり、従業員の短期的な生活の保護のために一時的にお金を貸し付けたりした時の勘定科目に、この短期貸付金というものが使われるというわけです

なお、短期貸付金に対する利息に関しては受取利息として処理をします。

そして返還までの期間が1年を超えて来る場合は、長期貸付金に振り替えます。

どんなものが短期貸付金の適用になるか

  • 従業員貸付金
  • 役員貸付金
  • 取引先貸付金
  • 子会社貸付金
  • 関連会社貸付金
  • 短期貸付金

etc…

短期貸付金のエトセトラ

短期貸付金の利息はどう計上する?

短期貸付金から利息を手に入れた場合、法人であった場合は受取利息として計上します。

また個人事業主であった場合は雑収入として計上します。

 

短期貸付金と長期貸付金の違いはどこで見分ける?

短期貸付金は、決算日から見て1年以内に変返還される見込みのある貸付金です。

長期貸付金は、決算日から見て1年以上先に返還される見込みのある貸付金です。

つまり、帳簿の上では現金化しやすい貸付金が短期貸付金で、現金化が遠い貸付金が長期貸付金ということです。

短期貸付金の仕分け例

100万円分の短期貸付金を、従業員に渡した

借方 貸方
短期貸付金 1000000 現金 1000000

 

100万円分の短期貸付金が、従業員から返還された

借方 貸方
現金 1000000 短期貸付金 1000000

 

貸借対照表/損益計算書での表記

この勘定科目は「貸借対照表」の「資産」に属します。